不登校の指標

教科を間違える生徒

職員室の担任のところに来て、「私はどこへ行くのでしょう」と漫画みたいな問答が交わされる。職員室はそういう生徒たちで芋の子を洗うような混雑になる。教員はそういう生徒と応対をしながら、教室にも行かなければならない。一年分を綴じたレポート用紙を数十人分、山のように抱えて、教室に運ぶ。教室に着くと、そこも大変だ。生徒が入り切れずに廊下にまで溢れている。空き教室から椅子を持って来させ、それに座らせる。それでもまだ廊下に立つ生徒もいる。レポートを配り、それの出し方、切手の貼り方、折りたたみ方、学習の進め方など話していると、終わりを告げるチャイムがなる。あわてて出席カードを配り、名前を記入させて回収する。出席カードに従って出席簿に記帳していくと、教科を間違えて出席している生徒が数名必ずいる。彼らは、全日制と同じ授業形態と思い込んで、同じ教室にずっと居座っていたのである。

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